特殊調査の調査内容

保険調査

損害保険会社や弁護士からの依頼、加害者など個人からの依頼により保険金の不正受給や示談金・補償金をより多く得ることを目的とした詐欺行為の調査を行います。

主に交通事故が原因となる事案ですが、実際に交通事故が起き、自分が被害者になってしまうと、普段はどれだけ真面目で良い人であっても、一旦交通事故被害者となってしまった場合、より多くのお金が貰えるよう深刻な障害があるように偽ったり詐病をしてしまうことは多々あります。
また、逆に事故の際相手や保険会社から納得できない条件を提示され、探偵社にご自身の正当性を示す証拠集めを依頼される個人の方もいらっしゃいます。
本来支払われるべき保険金をすんなり受け取れなかったり、診断書の申請が認められない場合もあるので、もし保険金や事故関連のトラブルに巻き込まれた際はできるだけ早い段階で探偵社にご相談下さい。

モラルリスク調査【※保険金不正受給調査】

  • 偽装事故(保険貸し・二重請求・故意の事故・偽装火災・偽装盗難)
  • 不正受給者による後遺症障害等級の詐称
  • 休業補償の不正受給
  • 通知義務事項:特約事項:免責事項に関するもの
  • アフターロス(保険事故が発生した後にも関わらず事故が発生する前に保険契約を行っていたかのようにみせかけ、保険金を不正に請求する行為)
  • 約款免責(保険約款上保険会社の免責となる事故において、その事故の中身を偽って保険金を請求する行為)

主な調査内容

▶実際に就業していることの証拠収集
▶通院の事実確認
▶障害個所の度合い(等級)などの確認

保険調査員の方の苦悩

  • 案件が多すぎて時間が少ない
  • 虚偽報告で保険金を受け取ろうとする人が多い
  • 事故によっては証拠がないこともある

探偵社がお力になれる理由~対象者を極秘にマーク~

  • 尾行・張り込み
  • 聞き取り
  • 証拠撮影など

※保険給付の金額が高額、悪質であるというような場合には探偵社による保険調査が行われることも少なくありません。

調査の費用

基本料金 ¥50,000∼
調査料金 ¥50,000∼+【実費経費】/1日(損害保険会社様との調査契約の場合)
延長料金 ¥150,000∼+【成功報酬】(後遺症障害等級調査の場合)

※掲載されている金額に別途消費税がかかります。

ご相談事例

普通自動車と自転車による出会いがしらの交通事故発生により、自転車を運転していた方は転倒して右腕を強く打って肘の骨を骨折。
その後、治療の甲斐なく腕が肩より上に上がらない生活を余儀なくされているとの申告。
後遺障害(後遺症)により、1年後に1000万円を超える賠償金を請求した事案。
調査を開始すると、被害者の方は主に左腕と左手で生活をされている様子で、右腕には大きめのサポーターをつけたまま外出している姿が見受けられました。
更に調査を進めると、電車内で混雑した際に吊り革を自然に握る姿を数分間確認した為、証拠を撮影。その後も居酒屋でサポーターをはずし、仕事仲間と肩を組む姿が確認、撮影されました。調査結果をもとに報告書を作成、損害保険会社様に提出させていただきました。

詐欺の疑いがある場合は身辺調査で尾行することにより対象者の生活スタイル、生活状況などが明らかになり詐欺が発覚し保険金不正受給の事実を明らかにすることが可能になります。

相続調査

相続人調査とは、法定相続人の所在を確認したり、適正な相続人であるのか素性を確認することを目的とします。
遺産を持つ人が亡くなると相続権が発生します。通常は血縁家族である親子兄弟だけで相続は完了しますが、なかには複雑な血縁関係や養子縁組、または内縁の妻の子など当事者間でなければ分からないこともあります。

遺産の主なもの

  • 不動産(家と土地)
  • 借地権/借家権
  • 銀行預金
  • 債権(国債、公債、社債など)
  • 金融商品、投資ファンドへの預託金
  • お金を貸している時の債権
  • 自動車
  • 書画、骨董品
  • 宝飾品、貴金属
  • その他の家財道具類、衣類

調査の依頼の事例

  • 全く考えられない状況の中で遺言書が出てくるが、発見した人物にのみ有利な内容で不自然な記載が多くある。
  • 常識では理解できない結論を勝手に取り決められてしまっている。
  • 高年齢や判断能力に劣る相続人をだまし、分割協議を終わらせてしまう。
  • 高年齢や判断能力に劣る被相続人を脅かし自分にのみ有利に進める。
  • 自分に有利な遺言書を書かせ被相続人を隠してしまうなど。
  • 相続の対象となる物をかくしてしまう。

相続の際の筆跡鑑定

遺言書に不正がある恐れ、疑わしい場合には筆跡鑑定をすることにより証明することが可能です。
遺言書は記載されていることが最優先されてしまうため不利な立場の人が不正を働くことがあります。このような場合には筆跡鑑定を強くお勧めいたします。

多発するトラブル

相続は民法で定められている法定相続人に遺産相続がされる事がほとんどです。
法定相続人とは、非相続人の配偶者、子や孫、父母や祖父母の血族に権利があります。例えば、被相続人が過去に離婚して、再婚しているケースです。この場合、被相続人と前配偶者の間に子供がいる場合は、その子供は相続人になります。現配偶者やその子供にしてみれば、全く血縁関係の無い人も相続人として認められ、配分比率も低くなるため、トラブルの原因になります。
遺産相続トラブル

法定相続分割合

☆相続人が配偶者と直系卑属(子、孫)のとき
配偶者 2分の1
直系卑属 2分の1
☆相続人が配偶者と直系尊属(父母、祖父母)のとき
配偶者 3分の2
直系尊属 3分の1
☆相続人が配偶者と兄弟姉妹のとき
配偶者 4分の3
兄弟姉妹 4分の1

※子が複数 各自の取り分均等(直系尊属、兄弟姉妹も同じ)
※非摘出子 摘出子の2分の1
【非嫡出子】事実婚など法律上の結婚をしていない両親の子供

鑑定調査

鑑定とは専門的な知識を持つ者が、科学的、統計的、感覚的な分析に基づいて行う評価・判断の事です。

~鑑定の種類~

指紋鑑定

特微点鑑定法:特微点間の位置や距離・角度が12点同一と認められれば同一人物とみなす方法

|指紋鑑定が必要な事例
☑自宅や会社に怪文書が届く
☑ストーカー被害を受けている
☑会社内で不正を行う人物の特定

筆跡鑑定

数値解析法:文字に座標を当てコンピューターで、特長・くせ・筆圧等を解析しているため公平・中立で科学性もあり裁判でも有効な方法

|筆跡鑑定が必要な事例
☑死亡後に誰も知らない遺言書が出てきた
☑複数の遺言書が存在して、どれが有効か判らない
☑署名が本人のものとちがう気がする
☑日付がちがい、改ざんされている可能性がある
☑契約書の内容が一部違っている
☑委任状の文面が異なっている

DNA鑑定
短鎖DNA型:DNAの特定領域における反復配列の繰り返し回数の違いを調べる方法
ミトコンドリアDNA型:細胞核の外側にあるミトコンドリアDNAに於ける、塩基配列の塩基の違いを調べる方法
Y染色体単鎖DNAハプロタイプ型:Y染色体特定領域の繰り返し回数の違いを調べる方法
(細胞核にある性染色体にはY染色体とX染色体が存在し、男性はY染色体とX染色体が同時に存在し、女性にはX染色体しか存在しない)
DNA鑑定

|DNA鑑定が必要な事例
☑自分が父親かどうかを確証したい。
☑自分が本当の子供かどうかを確証したい。
☑誰が父親かを確証したい。
☑兄弟・姉妹の判定
☑祖父母との血縁関係の有無
☑病院での取り違え
☑個人の識別
☑離婚・遺産相続などの法的問題

鑑定の精度は、親子である場合99%以上の確率で認定できます。
DNA鑑定では髪の毛・唾液・血液・精液等より親子の有無・身元確認が可能となります。

DNA鑑定料金

私的親子関係
基本料金(2名) ¥150,000~(例:父+子の場合)
追加料金(1名につき) ¥30,000~(例:父+子+子の場合)
公的親子関係【裁判所等】
基本料金(2名) ¥250,000~(例:父+子の場合)
追加料金(1名につき) ¥30,000~(例:父+子+子の場合)

※掲載されている金額に別途消費税がかかります。